自分ではわからないけど

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朝陽に照らされ 着実に育っていく あけびの幼葉

自分の進み具合は、自分ではわからない。

停滞しているようにしか思えないこともある。

あまりののろまさに、嫌気がさしたり

何もできてない、何も進んでない、ってなったり。

停滞していることは、後退と同じだから、と。

 

あ、それで思い出した。ずーっと昔、仕事始めて間もなくの頃

川の流れに例えて教えてもらったことがあったなぁ。

 

水の流れのはやい場所で、動こうと思っても動けないことがある。

心も同じで、全然動けないで

じっとしていることしかできないことがあるんだよ。

でもね、それはすごいことなんだよ。

その流れの中で、その場でじっと踏みとどまっていられるってことは

流されずに、その場で足を踏ん張って耐えていられるってことは、

本当にすごいことなんだよ。

そこで踏ん張っていられるだけの力がついてたってことなんだから。

すごい流れが来ても流されずにその場で耐えられる力

その力がついてたことは、あとでわかるから。

 

そのことを教えてくださった方が、今も存命なのかは知る由もない。

でもずっとその言葉は心の中にあって、

何かの時にはそう語り掛けてくれてた。

 

 

今、もしあなたの目の前にあらわれた人が

全然なんにも変わってないように見えたとき、それは

もしかすると、物凄いココロの力で踏ん張っているのかもしれないよ。

そしてココロの筋肉を、

もりもり増強させているのかもしれないのだ。

 

そう、写真のあけびの幼葉のように

ココロは日々成長している。